道政短信2015正月号

支援者の皆さまへ

新しい一年をお元気にお迎えのことと存じます。
いつも温かいご支援、ご意見をいただき、心より感謝申し上げます。

この一年、私は道議会において代表格質問、文教委員会、エネルギー特別委員会など、さまざまな場で発言の機会を得ました。
これもひとえに、皆さまからのご意見やご指摘があったからこそと感じています。

本稿では、2023年に浮き彫りとなった課題と、これからの道政における重要な取り組みについてお伝えいたします。

目次

少子高齢化と人口減少の深刻化

昨今、全国的に少子高齢化が進んでいますが、ここ後志地域でも、2040年には人口が約6割に減少すると指摘されています。

この問題に真剣に向き合い、地方のあり方を再考する時期に来ています。

地域医療の不安定化

地域の存続には、一定の医療サービスが確保されることが欠かせません。

しかし、医師不足が深刻化し、地域中核病院の経営も不安定な状況が続いています。

特に小樽市の周産期医療の拠点病院が、今年6月から新規出産の受け入れを停止する事態となっており、一日も早い対応が求められています。

エネルギー政策の転換と防災対策の強化

国は「2030年代には原発に頼らないエネルギー体制を確立する」という方針を掲げています。

道としても、新エネルギーの促進と地域振興策を急ぐべきです。

また、近年の自然災害を踏まえ、防災体制の充実や避難ルートの確保、実効性のある避難訓練の実施なども喫緊の課題となっています。

地域経済の衰退と空き店舗の増加

後志地域をはじめ、各地で空き店舗の増加が深刻化しています。

地域の存続には、一定の商業圏が必要と言われていますが、今のままでは商店街の衰退が止まりません。

地域の活性化と経済再生のために、具体的な対策を講じる必要があります。

教育現場の多忙化解消

教育現場では、教員の業務負担が増え、「子どもと向き合う時間」の確保が難しくなっています。現場に「ゆとり」を生み出し、教育の質を向上させるための施策を進めることが求められています。

2024年の取り組み:「地域の活性化・再生・発信」

こうした課題を踏まえ、今年の活動テーマとして「地域の活性化、地域の再生、地域の発信」を掲げ、皆さまの声を反映させながら、より良い地域づくりに取り組んでまいります。

「皆さまの思いを実現する」という初心を忘れず、引き続き全力を尽くしてまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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